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中高年疾患の治療は対症療法に過ぎない?
糖尿病や高血圧症、認知症、ガンなど、いわゆる中高年に多い疾患の治療は、専門医が投薬によっておこなうのが普通です。しかし、前編でお話しした通りこれらの疾患の原因が慢性炎症であるならば、投薬治療は対症療法に過ぎないということになります。いったん良くなっても、投薬を停止したら同じ症状が再び現れてしまうので、生涯、薬を飲みつつづけなくてはならないということになってしまいます。おまけに薬には耐性ができてしまうので、徐々に強い薬に変えていく必要もあるでしょう。
体力をつけるより、落とさない方が簡単!
生涯薬漬けなんてまっぴら!ですよね。そこで、やるべきことはできるだけ早いうちから体力=筋肉を増やしておくこと、です。前編の冒頭に掲載したグラフでは、体力がピーク時の30%を下回ると要介護、ということでした。逆に言えば30%以上をキープすればよいわけで、それにはできるだけ若いうちに体力を積み上げていくことが最も有効で簡単な方法です。また、運動習慣も高齢になってからでは、なかなか思うようにはいきません。やはり若いうちから取り組む方が簡単で効果的です。
山登りには十分な食料を、ということ
体力低下の直接的な原因は、筋肉中に蓄えられるミトコンドリアが加齢によって減少かつ機能低下することであり、これ自体は避けることができません。なので、筋肉の減少が起こる前に十分に蓄えておくということになります。山を上る時に食料と水を十分に用意しておくのと同じです。そのうえで、よりよい生活習慣を保って、減少を抑えることです。
ハードな筋トレは不要です
筋肉を増やすといっても、バーベルを使うようなハードな筋トレを行う必要はありません。自重のスクワットや上体起こし、上体そらし、膝をついての腕立て伏せなどで十分です。例えば、月曜日はスクワット、火曜日はお休みして水曜日に上体起こし、など、各部位を週に1回程度刺激してあげて、たんぱく質を意識的に摂取できたら、もう十分!
逆に、ウォーキングでは負荷が足りないので、歩くのであれば「インターバル走」のように、普通に歩くのと、腿を高く上げて速足で歩くのを2~3分おきに繰り返すのが有効です。でも、これだけだと下半身しか筋肉の維持ができないのが残念なのですよね。
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