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AGEs・糖化とは?
AGEsは糖化によって生成される悪玉物質で、皮膚や骨、血管に蓄積されます。一度蓄積されると体外に排出するのが困難なうえに、肌のたるみ、骨の弱化、血管の硬化などを引き起こすほかアルツハイマー型認知症の要因にもなるヤバイ物質で、たんぱく質の一種であるコラーゲンが糖化されることで生成、蓄積されます。
一方の糖化は、たんぱく質と糖質が熱によって合成されてできるコゲ。ちょうどホットケーキの表面のコゲと同じ原理で生成されます。このように糖化したたんぱく質が時間の経過とともにAGEsに変化していきます。
どんな影響があるの?
AGEsは細胞や臓器に炎症を誘発して劣化させ、老化を促進します。いわゆる老年病の発症を誘発するわけですが、実は30~40代くらいの方にも深刻だったりします。まだまだ若いのにAGEsの影響で肌のたるみやシミ、しわの発生、男性には薄毛のリスクも…と老け顔の要素が満載に!
それでも若い人は見た目の問題と割り切れるのかもしれませんが、中高年にとっては心臓病、高血圧、骨粗鬆症、アルツハイマー、白内障とさらに深刻な疾患を引き起こします。
しかも怖いのが、フライパンにこびりついた砂糖のコゲが取れないのと同様に、排出に長い時間がかかるということ。生活を改善して徐々に減らしていくことになるので、若いからといって油断大敵。中高年の方には喫緊の課題ということになります。
蓄積させない予防が大事
排出に時間がかかるとなれば重要なのは予防です。血液中にブドウ糖が多いほど糖化が進むので、注目すべきは血糖値。実際、糖化によって生成されるAGEsの量は「血糖値×持続時間」で表せます。短時間であっても血糖値が急上昇すればAGEs生成が促されますし、急上昇を抑えても、高血糖状態が長時間続けば同様です。これらを避けることが糖化、AGEs蓄積の予防になります。
太りにくい生活が糖化も予防します血糖値を上げすぎない生活は、太りにくい生活とほぼイコールです。
食事の面では、
★白米や小麦粉などGI値の高い食品を避ける。
★甘いものや糖分を含んだ飲料を避ける。
★ベジタブルファーストで野菜から食べる(野菜と糖質を食べる時間差は数分以上必要)
などが挙げられます。また、朝食を抜くなど食事の回数を減らすと血糖値の急上昇が起こりやすくなるので、バナナ1本、ソイジョイを1本などでもよいので、間食を含めた食事の回数を4~5回キープすることも有効です。ただし、トータルのカロリーが大きくなっては元も子もありませんので食事内容には注意が必要です。特に甘い間食でカロリーオーバーしたら超残念。「太りにくい生活」であることは忘れずに。
運動の面では、食後1時間以内に軽くでよいので歩きましょう。また、筋肉は糖を取り込む機能があるので筋量を増やすのも血糖値を下げる効果があります。睡眠不足もコルチゾールなどの影響で糖化を促進しますので、睡眠の質を高める意味でも適度な運動がおすすめです。
糖化やAGEsが気になる方は、AGEリーダーという機械で簡単に測定できるので、行きつけの医療機関などに聞いてみるとよいかもしれません。
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