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個人差についての一考察

「P値」というもの

理系の方にはおなじみでも、文系の方にはご縁が薄いのではないでしょうか。統計で使用される数字で、「個人差によるブレ」を表すものとご理解いただいたら概ね正しいと思います。エビデンスを取る場合に被験者がひとりではお話になりませんよね。「個人差」がありますから。では何人ならOKなのでしょう?サンプル数が増えていくにつれて徐々に個人差のブレが収束に向かいます。その状態を数値化したものがP値であり、0.05以下になるとOKとされます。有効なエビデンスデータは必ずP値が0.05以下になるまでサンプル数を積み上げています。 何か言いたいかというと、こういう仕組みが整っているくらい、個人差があるのは事実であり、気のせいなどではありません、ということです。

体格や体質以上に大きな要因

個人差は、体格や体質、年齢、性別、コンディションなど様々な要因によって生じます。このあたりは容易に想像ができると思うのですが、意外と見落とされがちな大きな要因があります。それは「不調の要因」です。 よくいただくご質問で、「スパオールは〇〇に効きますか?」というものがあります。〇〇には症状や不調の内容が入るのですが、実際のところ正確にお答えすることはできません。同じ症状で改善した方がいれば「効いた方がいます」というお答えをしますが、さらに「不調の原因がわからないので、必ず効くとは言い切れません」とエクスキューズを加えます。 ごく最近では「鼻づまりに効きますか?」というご質問をいただきました。多くの場合、鼻詰まりは鼻腔粘膜の腫れや充血で発生します。こうした症状は血流が多い状態で発生するので、血流促進効果があるスパオールは不向きであると思いますが、改善する方もいらっしゃいます。


この方は、自律神経の乱れが原因で症状が出ていたのではないかと推測しています。一般に副交感神経優位になると血流が増加し、血管が拡張します。このことで鼻腔内のスペースが塞がれて鼻づまりになることがあるのですが、この働きが強すぎる場合には、適切な自律神経バランスを取り戻すことで血管の拡張が抑制され、鼻詰まりが改善する、ということが考えられます。


スパオールの血流促進効果が症状を悪化させるか、神経コンディショニング効果が改善させるか、まさに真逆ですが、どちらもあるのが事実です。

受診・生活改善からのスパオール

不調の原因を確かめるには、様々な治療を試すしかありません。実際、お医者さんの診断も同じようなものです。症状を聞いて、聴診器を当て、のどや鼻の様子を見て、不調の原因に見当をつけ、薬を処方します。


薬が効いたら見当をつけた原因が当たり。効かなければハズレかもしれないので、別の薬を処方して結果を見る、ということをします。自己診断や素人判断よりも確実に高確率で当たりますが、試してみなければわからないということに違いありません。 不調があったら、まずは医師の診断を。そして生活改善を。それでも不調が続く際にサポート用品としてスパオール製品をご利用いただければと思います。もちろん本音ではたくさん売りたいのですが、効かないと思われてしまうよりは、正しい対処で健康になっていただいた方が、皆さんにとっても私たちのビジネスにとってもはるかに良いことだと考えています。



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